ちゃんと読んでみたけれど

読売新聞の、プロ野球ストに関する社説、ちゃんと読んでみたけれど、
・・・


ひどいです。
9月18日付「ファン裏切る”億万長者”のスト」。
タイトルからしてひどい。
億万長者が一番たくさんいるのは巨人です。巨人が買い漁るから
年俸が高騰した、という分析にどう答えるのでしょうかね、この筆者は。

さらに、
プロ野球選手の大半が億万長者などではなく、生涯獲得賃金という
意味では我々サラリーマンと大差ない人がほとんどだということを
無視しているのもおかしい。
また、今回のストを94年のアメリカ大リーグのストになぞらえている
のもおかしい。サラリーキャップ制導入反対のストと今回のスト、
同じわけがないじゃないですか。
これでは(億万長者が無茶を言ってる)というふうに読者をミスリード
する意図があるのではないか、と勘ぐりたくなります。


「コミッショナーの調停案を選手は無視した」なんてことも
書いてありますが、コミッショナーはそれまでにやるべきことを
してなかったわけで、どん詰まりに来てから「調停案を出しました」
「ストに入ったら私は辞めます」じゃあ通らないでしょう。
その調停案の中身といえば、「ナントカ委員会を作りましょう」
でしょう?経営と選手の間で開かれるはずだった委員会を
開くことができなかったのに、そんなもの作ってどうするんですかね。

こんないい加減なコミッショナーが居座るほうがおかしいです。
(ついでに言うと、新聞報道によれば、ストが決まった17日、
根来コミッショナーは次の名誉職を得たのだそうです)


19日付「何が選手の真の望みなのか」。
主張しているのは、「新規参入の審査には時間がかかるから、
来期に参入させろという選手会の主張は無茶だ。球団経営に
責任をもって取り組むか審査するには時間がかかるのだ」という
ことです。
・・・合併の承認にかかった時間がとても短かったことを棚に
上げちゃっていいんでしょうかね?
そもそも、「球団を無くす」という判断をしたオリックスや
近鉄は、球団経営にふさわしい責任ある行動を取ったといえるの
でしょうかね?いや、近鉄のネーミングライツのアイデアを
奪った他の球団も、そういうことを言っていいのですかね?


読売新聞は、巨人の利害を守るために自己の言論のレベルを
下げてしまったことを反省したほうがいいのではないでしょうか。
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by izagon | 2004-09-21 16:18 | 沈思黙考


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