縮小均衡市場における寡占の利益?

22日夜22時50分からNHK教育で放送された『視点・論点』で、
スポーツジャーナリストの玉木弘之氏が、プロ野球の問題に
ついて述べていました。

この人はかなり選手会寄りの見解を、かなりストレートに
(いや、選手たちより過激に)表明しているので、主張自体は
おおむね聞いたことのある話でした。

ただ、最後のほうで、「10球団1リーグ、というのは、プロ野球の
オーナー企業が、その地位を寡占したいという意図のあらわれ
なのではないか」という意見がありました。
私は、「市場を縮小させる意図ってなんだ?」と思っていたので、
なるほどなあ、そういうことか、と思いました。市場を縮小させても、
寡占していればある程度利益は見込める、と考えた、という
わけですか。これまで経営者側の意図がまったく分からなかった
ので、この説明にはなるほど、と思いました。

けど、うーん。
ボストン・コンサルティングのプロダクト・ポートフォリオで
分析すれば、市場が縮小している中では、市場占有率が
低いと「負け犬」になっちゃうんですよね。
1/10という意味では市場占有率は常に一定だけど、放映権料や
入場料などで見れば、巨人(と阪神もかな)だけが「金のなる木」で、
他は「負け犬」にならざるを得ないのじゃなかろうか...
やっぱり、合理的な戦略とは言えない気がします。

ついでに玉木氏のホームページを見てきたのですが、そこには
番組では述べられなかった空想的な予想が乗せられていました。

プロ野球を縮小して、日本の選手を続々MLBに輸出、
MLBの放映権その他を独占してビジネスにしよう、という意図が
あるのではないか...

もちろん、玉木氏は本気でこんな陰謀説めいた仮説を信じてなど
いないでしょう。しかし、こんな空想もしないといけないくらい、
経営陣の行動は不可解ですよね。
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by izagon | 2004-09-22 23:27 | 沈思黙考


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