日本のプロ野球報道における監督偏重

日本のプロ野球報道って、プレーヤーよりも監督に
注目しているのは何故でしょう?
これは、プロ野球の歴史において常態なのでしょうか?

実は、これは日本のプロ野球ファンの高齢化と、一流
プレーヤーのアメリカ流出によって起きた現象なのでは
なかろうか、と思うのです。

まず、
今は野球はあまりしていないが、少年期に野球に情熱を
燃やした中年以降の男性は、プレーヤーよりも同世代であり、
また同じ「管理職」である監督に関心を持って野球を見るの
ではないか、という推測が一つ。

 (※これを仮に「プロ野球報道の藤沢周平的陳腐化」と
 名づけたいと思います)

次に、
実際に野球をしている若い世代(少年~高校生・大学生)
は、当然プレーヤーに注目して野球を見ると思います。
しかし、一番見たいプレーヤーはアメリカに行っているので、
日本のプロ野球への関心は薄れる、という推測ができます。

結果、プロ野球報道を担うテレビ番組は、監督偏重に
なっている、ということなのではないでしょうか。

以上の推測が妥当かどうかは定かではありません。


ここでもう一度、「監督偏重」という事象そのものについて
考えてますが、まずその異常さは批判されるべきだと思います。

たとえば、今年のプレシーズン、多くのテレビ局がロッテの
バレンタイン監督をゲストに呼びました。しかし、ロッテの
選手では、黒木投手と小林雅英投手くらいのものでした。
しかも、黒木の場合は「復活」というテーマでの扱いですし、
小林にいたっては「ロッテの絶対的なストッパー」というより、
「日本代表の投手」という扱いでした。アテネ五輪がどうした、
長嶋監督がどうだった、というような話ばかり・・・
こんなにプレーヤーをないがしろにしていいのでしょうか?

プロ野球というのは管理職の教科書、読み物ではありません。
私は、選手たちの躍動があってこそ成り立つスペクタクルであり、
サスペンスであり、ドラマである、と思うのです。
報道は、もっときちんとプレーヤーのプレーに注目するスタンスを
もって欲しい。そう思ってやみません。



だから『NANDA?!』もっとガンバレ!テロップなどの編集で中身を
薄めるな!と思うわけですが、それについてはまた別の機会に。
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by izagon | 2004-03-31 11:14 | 沈思黙考


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