私の料理の師匠

私は以前、自分の兄に「お前は家事のセンスが無い」と
言われたことがあります。
洗濯物を干しているときだったと思います。

その言われように違和感があったので、よく考えたのですが、
「家事の結果を左右するのは、センス云々ではなく知識と経験、
そして習慣だ」という推測を立てました。
そのとき私は19歳だったと思います。親元で暮らし、家事は
全て母が行っていました。

一人暮らしをはじめてもう7年が過ぎ、家事も身に付いてきた
ような気がしていたのですが、料理についてはまだ探求が
足りないと常々思っています。

そんな私の、現在の料理の師匠は、奥薗寿子という人です。
「ナマクラ流ズボラ派家庭料理研究家」というふざけた
タイトルを持つ料理研究家で、テレビにも数多く出演して
います。
昨年末、テレビで見かけ、直後に電車の中で本の広告を見、
すぐに紀伊国屋に走って、2冊のレシピ本を買い求めました。

この人のレシピのいいところは2つあって、面倒な手順を
できるだけ省いておいしく作る方法を追求していることと、
そうやって考案した「手抜き調理法」の一つ一つの作業・
手順の理由、根拠を簡明に表現していることです。

たとえば、私は最近ほうれん草とベーコンのバター炒めを
よく作りますが、奥薗氏のやり方にならってほうれん草の
下茹でをフライパンでやっています。大さじ2杯ほどの
水をフライパンで熱し、沸騰したところでほうれん草を
入れ、フタをしするだけです。
これまでは、下茹でというと鍋でやっていましたが、
フライパン方式のほうがはるかに短時間でできますし、
フライパン一つで料理が完結するというのは非常に
ありがたいものです。
このやり方でおいしくほうれん草が茹でられるのは、理由が
あります。フタをすることで蒸し茹でになるのです。
私がこれまで読んできたレシピ本では、この「蒸し茹でに
なるからうまくできる」という説明はあまりありませんでした。

こうした説明は、とても勉強になるのはもちろん、手順を
覚えるのも楽になりますし、また、いろいろな応用を自分で
考えられる、という意味でも有用です。


このように、私は奥薗氏のレシピ本をめくりつつ、日々
レパートリーを増やすべく努力しているわけです。
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by izagon | 2004-04-01 00:33 | 自炊日記


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