呆れて物が言えないような

高校を中退してボクサーになるつもりだった男が、なぜか
オーストラリアで語学の勉強をはじめて中断し、家族にも
知られずイラクに渡って誘拐された...

ジャーナリストが、その職業上の責任感と若干の山っ気とを
動機に、危険を覚悟しつつ万全の準備と注意を払って乗り
込むことについて、私は「やっぱり危険なんだから」とは思う
ものの、頭ごなしに「そんなことすなやボケぇ」と言うことは
できないのであります。

しかし、物を知らない小僧が忠告に耳を貸さずろくに
準備もせずにイラクに入って誘拐される、
父親はともかく母親は泣き言を言う(でも彼女は息子が
そんなところに行くことを知らなかったそうな)、

呆れて物が言えません。


ただ、今日帰宅する電車の中で思い出したのですが、
佐々淳行氏の本によれば、中国とイギリス、オランダの間に
緊張があった40年ほど前のこと、『なんでも見てやろう』か
何かの影響で放浪している若者がいたそうです。
その若者が香港当局に逮捕されたところを、香港で駐在
武官として働いていた佐々氏が保護し、食事と風呂を
与えたのに、また出て行こうとして佐々氏の奥様に叱り
飛ばされた、というエピソードが、佐々氏の著書で紹介されて
いました。

無謀な若者というのはいつの世にもいるようです。
対処において世が変わった(大人の世界が変わった)のかも
知れませんね。
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by izagon | 2004-10-27 21:37 | 沈思黙考


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