第2の舌

トヨタの会長・奥田氏が、環境税について「国民を信頼していない」
という発言をしました。あんまり報道されてないですけど・・・

環境問題に、国民が自主的に取り組んでいるのに、税という方法で
強制しようとするのはおかしい、国は国民を信じていない、という
論法なんでしょうが、

じゃあ、低公害車への優遇税制も国民を信じていない、と言わなければ
なりますまい。

言うまでもなく、国は国民を信頼していますよ。
「経済合理的に行動するであろう」という意味でですけどね。
環境問題に対する行動が合理的かどうか、ということについては、
それほど信頼していないですけど。しかしそれは、当たり前のことです。

「今ここで、部屋を2度あたためると、環境にどれだけ負荷を与えるか」
なんてことを考えながら暖房をつけるひとなどいません。電気会社や
ガス会社に支払う金額の多寡で考えるほうが、よっぽど考えやすい
わけです。
国民が経済合理的にふるまうことを信頼して、政策的に環境問題に
取り組む、これはとても合理的なことです。課税によるか優遇/補助金に
よるかは選択できるところですが、税を採用したから国民を信頼して
いないなんて飛躍もはなはだしいです。


よもや大トヨタの会長がこれくらいのことも分からないわけもない
ですから、(大トヨタの会長ともなると、二枚舌も使わないといけない
んだなあ)と思いました。
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by izagon | 2004-12-02 15:05 | 沈思黙考


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