『整体 楽になる技術』

整体の技術論というより、整体的な身体論、現代文化論といった
趣の本でした。

認知心理のはなしや、子供の発育の問題、音楽論なども含まれて、
なかなか盛りだくさんです。著者は東大の教養学部中退だそうで、
いろいろな関心事にひきずられて山ほど本を読み、それを一冊に
放り込んでみました、というような感も無くは無いです。

おそらく、各専門分野の学者からは間違いや勘違いを指摘される
点も少なく無いと思われます。
それでも、著者の「整体という技術を、現代の文脈でどう語れるのか」
という問題意識が強く感じられるという意味で、たいへん面白い本
です。私は以前、野口晴哉の『整体入門』を読んだのですが、
あれよりも現代的な語り口でした。今後も整体や鍼灸など東洋
医学の本は読みたいと思っているのですが、この本はそのために
必要な手続きだったような気がします。
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by izagon | 2005-02-07 14:40 | 読書日記


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