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都知事が都庁に登庁しないのは問題か?

ふと思って、書こう書こうと思いながらも書き忘れていたので
今書きます。

私が大学時代に読んだ本によれば、地方自治体の首長って、
首長になるだけで沢山の団体の長とか名誉会長とかになって
しまうんですよね。

東京都ともなれば、その団体の数も並外れていることでしょう。
その全てが実務的な内容のある肩書きではないにせよ、
多かれ少なかれなんらかの責務や義理は伴うはずです。
都庁にいたら、その(重要度・緊急度ともにあまり高くないかも
知れない)責務と義理によって、過剰な負荷状態に追い込まれる
可能性があるのではないでしょうか?
簡単に言えば、「書類処理のために仕事をする」状態になって
しまうのではないでしょうか?

とすると、首長は自分のオフィスにいれば仕事ができるっていう
類の仕事ではないのではないでしょうか。どうしようもない
書類の処理に追われるのは、本来の首長の仕事では無い
でしょうから。

「週に2、3日、1回2、3時間しかいない」
「副知事まかせ」
なんていう批判が聞かれましたが、さて。こうした情報は、
批判の根拠の一つにはなるでしょうが、これだけで批判しようと
いうのは無理があると思います。
「ために仕事の量・質が低い」ことを立証しなければ、よい批判
ではないでしょう。


サラリーマンであれば、職場にいる時間と仕事の量と質について、
様々な事例を見たことがあるでしょう。時間と質・量が正比例の
関係に無いことは感覚として理解できるはずです。
この批判を言い出した人の、センスと職務経験を疑ってしまいます。
by izagon | 2005-07-10 01:36 | 沈思黙考


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