紀伊国屋なんか、もう行かない

今日の午後、昼ご飯をたんまり食べて重くなった腹を
抱えながら、紀伊国屋書店新宿南口店へ行きました。

草野厚教授の本(政策過程またはメディアリテラシ関連)を
探しに行ったのですが、無駄足でした。
あそこは、もはや新刊書籍が大量に流通するばかりの店
なんですね。天下の紀伊国屋といえど、古典や良書まで
幅広く、、、というわけには行かないようです。
amazonで探してみた方がよっぽどよかった。

以前、紀伊国屋新宿東口店の2階で、専門学校の
PRビデオだとか、落語ビデオのCFだとかがうるさく
ディスプレーされる様子を見て(ああ、ここは
書店ではない)と直感したときにも、(もうこんな店に
来るものか)と思ったものでしたが、今日のこの経験は
もっと深刻です。
はっきりいって、紀伊国屋書店は書店としてはもう
全然大したことありません。まあ、新刊や雑誌、ムックの
たぐいを探すのであれば、いい場所なんでしょうが、
専門書やちょっと古い本を探そうと思ったら、他の店に
行くべきですね。


そうはいっても大書店です。ぶらぶらしながら棚に目をやる
だけで面白いといえば面白い。やはり店舗に行って
大量の本を眺めるというのはいいものです。
びっくりするような本があったりします。
最近(よその書店ですが)、地下鉄サリン事件直後にオウム擁護を
やった挙げ句、大バッシングにあって消えた、某大学の宗教
学者が新刊を出しているのを発見したときは驚きました。
反省を生かして頑張れ!と思いましたね。

さて、今日度肝を抜かれたのは、『「憲法大好き」宣言』
という本の帯でした。この本は、佐高信と福島瑞穂との共著
ですが、序文からすごい。
「『詳細に神は宿る』というが、『憲法に神は宿る』といえる」
とか書いてあるんです。しょーもないのはタイトルだけかと
思えば、内容も、、、

うーん、佐高さんは政教分離とかって主張してないのかな?
歴史上、民主主義革命の直後に[民主主義と憲法を絶対的な
正義とする政権によって]虐殺が行われたケースがあることとか、
他国では一般に憲法は頻繁に改正されているという比較
憲法学の初歩とか、そういうことはご存知ないのかな?

佐高氏は今でも時々テレビで見かけますが、適当なキャッチ
フレーズを考えて適当にあてはめて論評するスタイルには
いい加減うんざりです。もっとまじめにやろうよ!と思いますね。

まあ、今さら佐高信でも福島瑞穂でもないでしょうから、実害は
無いんでしょうけど。

...と思ったら、amazonの読者レビューで、この本が激賞されて
いました。世の中どうなってるんだ...
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by izagon | 2004-04-29 17:38 | 日記


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