『日本型ポピュリズム』

大嶽秀夫著、中公新書。

90年代の「政局」を簡単に一瞥できるという意味では良書でしょうが、
「日本型ポピュリズム」という大層なタイトルにはそぐわない内容だと
思います。

-90年代の政局のまとめ
-著者がテレビ報道やルポルタージュ等を見て、90年代の
ポピュリスト政治家二人(小泉純一郎、田中眞紀子)について
パーソナリティとメディア露出について分析
-アメリカのポピュリズムを一瞥
-報道番組/ニュースショーの紹介

といった内容が散漫に並べられている感じは否めません。

また、メディア戦略と投票行動の間の因果、あるいはマスコミ経由の
国民的人気が議員の行動に及ぼす影響についてほとんど検討されて
ないのはどうなんだろう?と思いました。
私の関心はそこにあったのですが、、、
これは、やっぱり社会学/政治学の実証研究のほうを当たって
見ないとダメですかね。
(でも、日本国内でそういう研究ってやった人いるのかな?かなり
不安です、、、)
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by izagon | 2004-05-05 00:55 | 読書日記


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