耐震データ偽造のやりきれなさ

耐震データ偽造に関するニュースを聞くと、やりきれない気持ちになります。

推し量ることしかできませんが、マンションを買った人の失意はどれほどの
ものか。今のところ購入価格での買い取りを提示しているデベロッパもある
ようですが、完全な補償を得られるケースは少ないのではないでしょうか。
デベロッパ側もそれほど経営に余裕があるとも思えないからです。
いずれにせよ、持ち主の方々は、少なからぬ損害を受けるでしょう。今の
ところ、彼らを救済するフレームワークは考え出されていません。

デベロッパの側を見ても、(姉歯建築士への圧力の有無に関わらず)後味が
いいわけがありません。今後の商売に大きく影響するでしょう。

これらの建築に関わった人たちの無念も想像できます。愚かな設計に従って、
愚かな建物を作ってしまったことを、彼らは生涯背負うでしょう。誇り高い
職人にとって、こんなひどい仕事も無いと思われます。


姉歯建築士は・・・

一人の職業人の立場で、姉歯氏のことを考えると、いたましい気持ちがして
きます。住宅という、人・家族の人生を包む器を作る仕事は、とてもすばらしい
仕事です。姉歯氏も、そんな仕事に誇りを持って働いていたときがあったでしょう。
 しかし、その仕事を裏切らなければならなくなったのです。
彼の愚かさ、卑怯さは言うに及びません。が、彼がその仕事に就いたときに、
多かれ少なかれ抱いたはずの理念を裏切ったときのことを思うと、やりきれ
ない気持ちがしてきます。

うまい救済フレームワークを誰か考えてくれないかと思います。
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by izagon | 2005-11-25 16:59 | 沈思黙考


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