新聞記者さん、本当にそれでいいの?(1)

地方紙を中心に、小泉首相の未納を大問題とし、辞任を求めるかのような
コンセンサスを形成する動きがあるようです。
街頭インタビューのかたちを取って、小泉首相の姿勢に対して批判的な
記事を載せています。

Yahoo!の国内ニュースで見ると
「首相も未加入歴...『口ふさがらぬ』県民も厳しい声」(信濃毎日新聞)
「首相年金未加入 鹿児島県民、不信感あらわ」(南日本新聞)
四国新聞、熊本日日新聞、その他もろもろ。

そういう批判を載せている新聞社の、社主や主筆に未納期間が無いか
確認は取ったのでしょうかね。
街頭インタビューで批判を口にした「県民」「国民」の皆さんに未納が
無いか確認を取っているのでしょうかね。
勤め人だって油断はできませんよ。四年制大学を卒業して就職し、
厚生年金に加入するまで、最低で2年あるわけですから。
その期間、本当にきちんと納めていましたか?

再三、このWeblogでは主張してきましたが、未納問題なんてものは
枝葉末節もいいところで、今きちんと議論すべきなのは、第一に
年金の改革案であり、第二に年金行政の改善(はっきり言えば、
社会保険庁の官僚とその外郭団体の無駄遣いの解消)なのでは
ないですかね?

年金制度を、「村の用水路から水をとり、貯水槽に貯めて、そこから
ホースを延ばし、老人たちの畑に水を撒く」作業とたとえてみましょう。

未納問題というのは、貯水槽に水を入れる量が減った、ということです。
貯水槽に水を導く水門が、うまく働かない状態です。

保険料の増額というのは、用水路からの取水量を増やす、ということです。
用水は他の(若者たちの)田んぼや畑にも使うものですから、取水量が
増えれば他の田んぼや畑に使える水が減ることになります。

年金の無駄遣いというのは、貯水槽やホースに水漏れがあって、
貯めた水がどの畑にも流れずに(場合によっては、たまたま貯水槽と
水まきの係になった者の畑だけに流れて)無駄になる、ということです。

こうしてたとえてみると、たかだか数十人の国会議員の未納を
問題にするのがどれだけ年金制度にとってつまらない話か、
分かりませんかね。
新聞記者さんは、本当にそんなつまらない問題ばかり取り上げていて、
いいんですか?
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by izagon | 2004-05-15 19:22 | 沈思黙考


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