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この記事で一番重要な情報は、最後の1文

<所得格差>「今後、拡大する」71% 本社世論調査


世帯年収1000万円以上の人の39%が「中の下」と回答。300万円未満の人でも12%が「中の上」と答えるなど、客観的な所得水準と生活程度の認識が必ずしも一致しているとはいえない部分もある。


この調査が、どれほどの項目を聞いているか、どんな統計処理を加えているか
分からないので、あまり断言はできないのですが、重要なのはこの最後の
1文ですよね。

生活実感における「豊さ」について、「年収」という要素は、影響の度合いが低いと
いうことなのかも知れません。
年収ではなくて、相続した資産によって、豊かさが決まる度合いが高いのかも
知れません。
あるいは、被調査者の居住地によるのかもしれません。住んでる場所によっては、
生活コストがだいぶ違いますし。
家族構成に由来するのかもしれません。年収1千万でも、扶養家族が多かったら
楽観はできませんしね。


つまるところ、
この調査結果は、興味深い数字を示していますが、税制などの政策に関する
基礎情報としての利用価値は少ないのではないかと思われます。

言い換えると「これだけじゃ、どうしたらいいか分からん」ということです。

# 毎日新聞買って、もう少し詳しい内容をみてみようかな?
by izagon | 2006-01-06 15:02 | 沈思黙考


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