タクシー業界は例としておかしくない?


<縦並び社会・格差の源流に迫る>ブレーキなき規制緩和


規制緩和の負の面を論じる新聞は、よくタクシー業界を取り上げますけど、
これって変じゃないですか?

この業界、

1. 参入障壁がもともと低いうえ、さらに低くなった

2. 需要が急激に増大する余地が少ない
(どうやら、需要は「日本経済」全体の景況に依存するらしい)

3. 乗る車/タクシー会社を選択するというより、乗りたいときに通りかかった車に乗る

4. もともと提供しているサービス自体、差別化しにくい
(とりあえず目的地に安全に着けばよい)


産業/事業、市場の性質として、儲かりにくい/売上を上げにくい/成長しにくいですよね。

供給量の規制を外したことが悪いといえば悪いですが、その一方で利用者は
長時間タクシーを待つことなく利用できるようになったわけです。
価格だって低くおさえられているのですよ。
他の仕事を失った人が、「とりあえずタクシー運転手になってみるか」ということも
可能になったわけです。
また、工夫のあるタクシー会社は、規制緩和の流れの中で、障害者/老人向けの
送迎サービスをはじめたりしてるんですよね?
供給量の規制は、今までずっとタクシー運転手だった人、既存のタクシー会社に
とってはメリットですが、他にも利害関係者はいるのです。


なんだか、規制緩和について、その利害得失についてのフェアな検討が行われていない
気がします。
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by izagon | 2006-04-03 15:46 | 沈思黙考


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