クリアにできないものか

毎度おなじみ夏の終わりの偽善番組、24時間テレビ。
ふと気になって調べてみたら、・・・

公式Webサイト。
http://www.ntv.co.jp/24h/

ここには、募金の収支の情報が無いんですよね。金額の情報が無い。
いや、見つからない(見つけにくい)だけで、どこかに載っているのかも
知れませんが。

また、


番組に共感した視聴者の方々から寄せられた募金の管理及び適切な行使に関する一切の業務を行うことを目的に、非営利の任意団体として「24時間テレビ」チャリティー委員会が組織されました。


ということで、運営している団体は任意団体なんですね。
NPO法人ですらないらしい。
当然のように、役員などの情報は入手不可能です。

募金をかけるにあたっては、社会福祉法73条の規定に従って、
厚生労働大臣の許可を得ているようです。
同法の規定により、募金の結果を1ヶ月以内に報告することに
なっていますが、これ、「募金の結果」であって事業の実績では
無いみたいです。実際のところ、どんな書式で報告されているか
分からないのですが、なんだか怪しい。

本当に募金がまともに使われているのか、きちんと検証できるように
するべきだと思うんですよね。
なんでこれしきのことを天下の日本テレビがやらないのか、
これだけでもどうにも納得がいかないです。


話は変わりますが、
今年の募金総額は3億円あまりだそうですが、この金額の少なさ、
この番組の存在価値がもはや無くなっていることを示しているんじゃないかと
思います。
3億って、ユニセフの募金総額の数パーセントですよ。なんですかこれは。
悪名高いイカリングことホワイトバンドの収益は、5億円あまり。・・・。


24時間かけて、
あれだけタレントが山ほど出て、何ヶ月も準備してドラマ作って、それで3億。
・・・無駄じゃない?

高度経済成長期、1億総中流といわれた社会であれば、広く一般から
寄付を募る活動というのは、社会的な福祉の必要性を啓蒙するという
意味からも価値があったろうと思います。

社会福祉、ことに募金に関する情報や手段も、一般に知られるように
なっています。ユニセフやユネスコなど、国際機関向けのインターネット経由の
募金は普通に行われています。
カード会社、銀行など金融機関を通じた募金なども一般化しています。
もはや啓蒙の必要性は薄れているのです。
より実効性を打ち出した活動をするべきではないでしょうか。

また、いまや社会の富は大企業と一部の経済エリートへ偏って
所有されるようになっており、「貧者の一灯」よりも「ノブレス・オブリージュ」の
精神のほうがより強く求められているのではないでしょうか。


いつまでも似たような番組を惰性で作っているという感じが否めません。
日本テレビは反省とかしないんでしょうかね。


まあ、私企業のやることですからどうでもいいといえばどうでもいいのですが、
きちんとした組織が作られ、収支報告が適切に行われるようになり、
さらに善意がより実効性のあるほうに向けられることを望まないではおれません。
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by izagon | 2006-08-28 09:21 | 沈思黙考


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