『幻獣遁走曲』

「猫丸先輩」という、30代半ばの猫みたいな顔をした
小男が名探偵役をつとめる、短編推理小説集です。

着想と語り口、猫丸のキャラクターが面白いのですが、
正直、第一短編集の方がよかったですねえ。

いや、それは不当な評価かもしれません。第一短編は、
非常に色とりどり、バラエティに富んだ短編集でした。
パスティーシュ的な、文体で遊んでいる短編があったり、
梶尾真治ばりのリリカル風味の作品があったりと、
とにかくいろいろな作品が盛り込まれていました。

そういう作品集を期待していたせいで、普通の推理
短編集となったこの第二短編に、肩すかしされたような
気になっているのかもしれませんね。
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by izagon | 2004-08-31 21:12 | 読書日記


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