プロ野球OB

ある月刊誌の今月号に、プロ野球OBを対象にした、
球団合併・1リーグ制問題についてのアンケートの結果が
掲載されていました。

ちょっと不思議だったのが、多くのOBたちが
「ストライキには絶対反対」という態度を示した
ことです。
いわく、「ファンの心が離れる」、「選手個々の契約の問題
でないので、ストの妥当性がない」、「アメリカではストを
やった結果、人気が落ちた」。

不思議に思ったというのは、新聞などが行っている世論調査
では、ファンの多くが「スト賛成」を表明しているのに、
彼らはそれを知らないらしいからです。

そもそも、アメリカのケースと、今回のケースでは、話が違うのに、
なぜ彼らは気付かないのでしょう?
アメリカのストは、サラリーキャップ制に反対するためだったと
記憶しています。数億、数十億というとんでもない年俸を
得ている選手が、さらなる金銭的利得のためにストを打てば、
一般のファンから支持を得られないのは当然というべきでしょう。

一方、今回の件は、球団合併(というか、球団廃止というべき)を
起点に、当然あるべき手続き(特別委員会の開催)の不履行、
および新規参入に対する明らかな妨害に対する抗議の意図が
あるというべきで、アメリカのケースから単純に類推して「ファンの
心が離れる」というのはおかしい。


私はプロ野球OBというひとたちは、(一部の真剣な人たちを
除いて)異常に不勉強な、過去の遺産を食いつぶして生きている
人たちだと思っていたのですが、ここでもやっぱりその仮説が
証明されたと思います。
この問題はまだこじれると思うのですが、とりあえずプロ野球OB
の見解の多くは無視していいと思いました。
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by izagon | 2004-09-03 09:23 | 沈思黙考


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