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書店巡りで思ったこと(4)

著述をもって専業とし、その収入で生活する人、は、もともと
それほど存在し得ないのではないか?
そんなにたくさんは要らないのではないか?と思うのです。

これからは、他に職業を持つ人が、自身の仕事の成果の
一環として、または趣味の発露として著述し、書籍を出版する、
というのが一般的になっていけばいいな、と思います。
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by izagon | 2004-04-30 17:45 | 沈思黙考

書店巡りで思ったこと(3)

この世には大量の本があり、あまりに大量なのでどんな書店も
全ての書籍を書棚に並べることはできない、

とすれば、本を書く人は「自分の本が一般書店に並ばない」
ということを考えておかなければならない、と言えないでしょうか?

最近、「本が売れないのは公共図書館が同じ本を大量に買って
貸し出しているせいだ」「そのせいで著述だけで生活できる人が
少ない」という眉唾な主張を耳にしました。

どうも、問題はそんなところには無いように思います。
第一に、本は大量に出版されるようになり、この世には大量の書籍が
蓄積されていっているが、一方で本を読む人の数は増えてはいないし、
一人の人が本を読むスピードが速くなるということもほとんどあり得ない、
ということが大きいのではないかと思います。
第二に、大量に本が出版されるため、店頭に並ばない、ということは
ないでしょうか?

第一の問題を解決する抜本的な方法はありません。
第二の問題について言えば、著述をする人は今後「プロモーション」と
「出版」および「セールス」の方法を考えなければならないのでは
ないかと思うのです。

インターネットで本文の一部を公開し、主にインターネットで販売する
手法や、オンデマンド出版(注文時点で印刷を行い、発送する)などが
考えられます。
本文の部分公開は、既に多くの事例が出てきました。
オンデマンド出版については、「はてな」が提供している「オンライン日記の
印刷サービス」があります。

決して非現実的ではないと思います。

音楽の例になってしまいますが、佐野元春のケースはいい例だと思います。
佐野元春というミュージシャンの楽曲が、ヒットチャートを騒がせることは
めっきり無くなりました。
ですが彼は今も音楽を制作し、発表しています。
そして彼は自身のWebサイトで多くのシングル、アルバム、グッズを販売
してきました。

書籍についてもこうしたやりかたが行われて、成立していくのではないかと
思うのです。
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by izagon | 2004-04-30 17:36 | 沈思黙考

書店巡りで思ったこと(2)

今日、神田の三省堂書店に行ったのですが、
ここでも満足できませんでした。

先日、紀伊国屋書店に対する不満を述べましたが、
私は考え違いをしていました。

結局、この世にはあまりに多くの書籍があり、人それぞれの
嗜好や関心もまた多岐にわたります。
一方、書店が物理的な存在であり、また経済的な活動主体
であって種々の制約下で活動している以上、そうした多岐に
わたる関心に完全に応えられるだけの、大量の書籍を用意
することは不可能ということになります。

書店は各店舗それぞれの制約下で、最前を尽くしている、
というふうに見るしかないでしょうね。
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by izagon | 2004-04-30 17:18 | 沈思黙考

書店巡りで思ったこと

今年になってからamazonを頻繁に利用するようになりました。
しばらく書店に行くこともなかったのですが、ここ2週間ほどで、
諸事情によりいくつかの書店を巡りました。

そこで気付いたのは、
もはや書店は「特定の本を探す」には向かない場所である、
ということ。その目的のためにはamazonのようなオンライン
書店のほうがはるかに便利です。

逆に、何らかの問題について広く参考になりそうな書籍を
探すには、書店に行くほうがよい、ということ。
たとえば、今日、草野厚教授の本を探しに神田に行ったのです
が、その結果政策過程に関して一般向けの書籍を書いている
大嶽秀夫という人を知ることが出来ました。
amazonのレコメンデーション機能ではなかなかこうは
行きません。
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by izagon | 2004-04-30 17:13 | 沈思黙考

一気読み『テレビ報道の正しい見方』

ひとことで言えば、
草野厚教授の手堅い仕事が光る一冊、です。

テレビ報道(ニュース、ドキュメンタリー)を検証する具体的な
手法と実例が提示されていて、草野教授の提唱する「メディア
検証機構」の今後の展開・発展が期待されます。

3、4時間で軽く読めますが内容は濃い良書です。


こんなに私がベタ誉めなのは、学生時代に彼の授業を
受けてAをもらったから、ではありません。
本当にいい本なのでお勧めです。
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by izagon | 2004-04-30 17:06 | 読書日記

番外編:がっかり

私の会社は、マスメディア向けのマーケティングにかなり
チカラを入れています。
創業メンバーにそういった方面の仕事をしてきた人が
いるのです。

この人は、広報とかマーケティングはお手の物なのでしょう。
各種メディアへの、会社および社長の露出っぷりは
見事なものです。
ですが、この人自体は、コンサルタントとしても、無論
SEとしてもキャリアを積んでいません。

その人が、なぜか(結構知られた)インターネットのサイトで、
連載を始めました。
この間、その第1回が掲載されたのですけど、、、

まあヒドい。
論理がいい加減だし、術語の定義も理解できていないのです。
「キャッシュフロー経営」という言葉を使ったのはいいものの、
その説明、使い方が間違っているというありさまです。
あんなの世に出してしまって、会社の評判は下がらないのかな?
と心配になってしまいました。誰かチェックしてやれよなー、とも、、、
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by izagon | 2004-04-30 07:59

紀伊国屋なんか、もう行かない

今日の午後、昼ご飯をたんまり食べて重くなった腹を
抱えながら、紀伊国屋書店新宿南口店へ行きました。

草野厚教授の本(政策過程またはメディアリテラシ関連)を
探しに行ったのですが、無駄足でした。
あそこは、もはや新刊書籍が大量に流通するばかりの店
なんですね。天下の紀伊国屋といえど、古典や良書まで
幅広く、、、というわけには行かないようです。
amazonで探してみた方がよっぽどよかった。

以前、紀伊国屋新宿東口店の2階で、専門学校の
PRビデオだとか、落語ビデオのCFだとかがうるさく
ディスプレーされる様子を見て(ああ、ここは
書店ではない)と直感したときにも、(もうこんな店に
来るものか)と思ったものでしたが、今日のこの経験は
もっと深刻です。
はっきりいって、紀伊国屋書店は書店としてはもう
全然大したことありません。まあ、新刊や雑誌、ムックの
たぐいを探すのであれば、いい場所なんでしょうが、
専門書やちょっと古い本を探そうと思ったら、他の店に
行くべきですね。


そうはいっても大書店です。ぶらぶらしながら棚に目をやる
だけで面白いといえば面白い。やはり店舗に行って
大量の本を眺めるというのはいいものです。
びっくりするような本があったりします。
最近(よその書店ですが)、地下鉄サリン事件直後にオウム擁護を
やった挙げ句、大バッシングにあって消えた、某大学の宗教
学者が新刊を出しているのを発見したときは驚きました。
反省を生かして頑張れ!と思いましたね。

さて、今日度肝を抜かれたのは、『「憲法大好き」宣言』
という本の帯でした。この本は、佐高信と福島瑞穂との共著
ですが、序文からすごい。
「『詳細に神は宿る』というが、『憲法に神は宿る』といえる」
とか書いてあるんです。しょーもないのはタイトルだけかと
思えば、内容も、、、

うーん、佐高さんは政教分離とかって主張してないのかな?
歴史上、民主主義革命の直後に[民主主義と憲法を絶対的な
正義とする政権によって]虐殺が行われたケースがあることとか、
他国では一般に憲法は頻繁に改正されているという比較
憲法学の初歩とか、そういうことはご存知ないのかな?

佐高氏は今でも時々テレビで見かけますが、適当なキャッチ
フレーズを考えて適当にあてはめて論評するスタイルには
いい加減うんざりです。もっとまじめにやろうよ!と思いますね。

まあ、今さら佐高信でも福島瑞穂でもないでしょうから、実害は
無いんでしょうけど。

...と思ったら、amazonの読者レビューで、この本が激賞されて
いました。世の中どうなってるんだ...
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by izagon | 2004-04-29 17:38 | 日記

『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』

読了しました。

序章でオタクと「萌え」という近年よく用いられる言葉の語義が
解説され、第1章で秋葉原のここ20年の動向を詳述されます。

第2章でオタクの趣味の構造が語られています。
基本的に「マンガオタク」「アニメオタク」という細分化にはあまり
意味がなく、「オタク」という精神構造と趣味の構造がある、
という分析です。

第3章では都市論/建築思想史を援用するかたちでオタク文化が
現代社会の一つの必然、一般的な傾向の一事例であり、
それだけが特殊なものではないことが述べられます。
第4章は航空機デザインの分野の動向から、第3章での議論を
さらに強調しています。

第5章は総論であり、都市論としての総括となっています。

広範な議論をしながら明晰な分析となっており、すぐれた
文化論/都市論/オタク論だと思いました。

私は他の「オタク論」「都市論」は読んだことがありませんし、
自身がオタク的世界から離れてずいぶん経つので、
本当のところこのように断言してよいのか分かりませんが、
現在のオタクとその動向を理解するのに最適のテキストだと
思います。


以下は、かなり個人的な感想です。

私はかつてオタクでした。兄がオタクだったので(今も
そうですが)、その薫陶を受けるかたちでオタクになって
いたのです。高校に入ってその影響を脱し、立派な肉体派に
なったのですが、同時に自身の「オタク的心性」が、永続的な
ものであるという自覚を持っていました。
ありていに言ってしまえば、ブランドものの洋服や小洒落た
雑貨やディズニーランドやら、そういったものよりは、オタク的
文物への親近感がありましたし、自身のアイデンティティの
一部をなしていると思っていたのです。

しかし、最近秋葉原(近所なのです)をしばしば訪れ、
またこの本を読んで近年のオタク社会の動向を見聞きするに
つけ、彼らの文化に対する違和感が強まってきています。
もう私はオタクではない、少なくとも、彼らと同じ種類の
オタクではない、そう思います。
その結果、若干アイデンティティの危機を感じてしまうの
ですけどね。一般社会の人とも違う趣味を持ち、またオタク
社会とも距離がある感じです。やれやれ、どこに立脚した
ものか。
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by izagon | 2004-04-29 10:45 | 読書日記

年金制度改革

閣僚および大臣経験者に年金の未納者/未納期間があったことが
取り沙汰されています。

ここでのポイントは、年金制度(なかでも納入手続き、かな)を簡略化する
必要がある、ということにしておきませんか?

思い切った言い換えをしてしまえば、公的年金の商品的な魅力を上げないと
いけない、ということではないかと思うのです。
「年金保険料を納める」というと分かりにくいですが、「将来、一定金額を
毎月引き落とす目的の預金を、今から積み立てている」というふうに
見れば、市中銀行への預金や、毎月一定額の投資信託などを購入する
商品/サービスと比較することができます。

市中銀行はもはやオンライン銀行としての機能を持つようになっています。
証券会社も同様です。大変便利になっています。
こうした一般の金融機関と比べ、公的年金の利便性の低さというのは
問題なのではないかと思います。
この利便性を上げてやることを考えれば、年金の納付率も上がるのでは
ないかな、などと思うのですが、どうでしょう?


いずれにしても、
詰まらない責任論をやるよりも、こういう工夫を考えてみる方が楽しいし、
将来のためにもなる、と私は思うのです。
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by izagon | 2004-04-28 21:06 | 沈思黙考

名古屋行

ゴールデンウィーク明けから、名古屋の沈没プロジェクトに
行くことになりそうです。
正直に言うと、いまさら何ができるの?って感じもしますが、
まあこれも悲しいミヤヅカエの身、というやつでしょう。
ちょっくら行ってボケの一つもかましてきましょうか。

あ、名古屋には円空が血縁をもらったお寺があったね、
そういえば。ついでに行ってこようかなあ。
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by izagon | 2004-04-28 15:56 | 日記