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トラックバックの前にもうちょっと記事を読みましょうよ


<教育基本法改正>愛国心の表記、自公が合意 与党検討会


「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」

まったく結構な記述だと思うのですが、なんだか他のトラックバックを見ていると
脊髄反射的に反対している印象を受けます。

「伝統と文化を尊重しましょう」
大いに結構じゃないですか。

「わが国と郷土を愛する」
「『国』というとき、統治機構を含まない」
まあ、分からなくもない。「統治機構」が何を指しているか明瞭にしていないので、
どこまでを範囲とするか定かではない、というところはありますが。

別に、「国を愛さなかったら罰する」と書いてあるわけではないですから、
思想の自由にだって配慮してあるわけです。
言うまでも無く「時の政権を支持しないと罰する」と書いてあるわけでもありません。
誰かの肖像画を教室の隅にかけろ、とか、誰かを崇拝しろと言ってるわけでもない。


批判的な見解を述べている方は、申し訳ないですが、過剰な反応をして
おられるように思えてなりません。


私は郷土が好きですし、日本が好きです。日本語も好きだし、俳句や和歌や、
これまで日本の中で形作られた様々なものが好きです。
一方で、日本三景でさえ観光地化・産業化されているさまには憂いています。
好きだからこそ、もうちょっといいやり方はないか、と思っています。

「好きだからこそ」建設的に、前向きにかかわっていけるわけです。
その「空きだからこそ」という前提を確かめようとする法律、ではないですか?

ある宗教者によると、「愛」の反対は「無関心」だそうです。
政治家諸氏は、「日本に対する日本人の無関心」を憂えているのでは
ないでしょうか。
私は、その意味において、この法案のこの文面を支持します。
by izagon | 2006-04-13 11:59 | 沈思黙考


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